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戻って来たタイガー・ウッズ

  • author: YOKO
  • 2017.12.09 Saturday

タイガー・ウッズといえば私がゴルフを始める前にはゴルフ界の大スターだった人です。これまでの生涯で稼いだ賞金やスポンサー料の総額でスポーツ選手の中でトップ。次に続くのがテニスのフェデラーですからどれだけ凄いか。出る試合、出る試合、優勝をもぎ取り、その記録は私たちの想像を超えます。

しかし、膝や腰のケガに悩まされ、受けた手術は数えきれず、やっと復帰して出た試合もやはり痛みが出て途中で棄権することもありました。それに加えて、プライベートでは結婚生活も色々あり、「タイガーはセックス依存症」などとメデイアに書き立てられ、つい最近は蛇行運転していて警察に捕まり、「痛み止めの薬を飲んでいたから、、」などと釈明した逮捕時の写真は目もうつろな情けない姿に、誰もが「タイガーも終わった。」と思ったのでした。

そのタイガーが医師から「ゴルフやっても大丈夫」のゴーサインをもらって自身の財団が主宰する「ヒーローワールドチャレンジ」で久々に試合に戻って来たのです。お金と記録だけならもう十分に手に入れたタイガーをグリーンに引き戻したもの。

一つには「自分はゴルフしかできない。」という思い。そしてもう一つは二人の子供が「パパはユーチューブ上の伝説の人」と思っていたことを知ったから、というものでした。長いリハビリの生活で子供達はタイガーが試合でプレイする姿を見たことがなかったのです。

「体はボロボロなので、もう昔のフォームでは打てないんだ。」という41才のタイガー。

それでも24才のジャステイン・トーマスは自分が大きな試合で優勝した日に優勝トロフィーを持ってタイガーの家を訪れて一緒に夕食を食べたのです。

28才のリッキー・ファウラーはタイガーと何度も練習ラウンドを回り、「まだ彼は自分のそれぞれのクラブの飛距離がつかめていないんだ。」とアドバイスをして、「ヒーローチャレンジ」では最終日、7打差から連続バーデイーで猛烈なチャージをかけて優勝し、タイガーと並んで優勝カップの写真を撮っています。

タイガーも世界中のゴルフファンの期待を一身に受けて、一時はトップに立つほどの健闘をして最終的には9位に入る立派な成績で終えました。みんながタイガーの一打一打を息を飲むようにして見つめ、一喜一憂しました。誰が優勝するか、よりもタイガーがどこまでできるか、最終日までプレイできるか、の方がずっと大事な特別な試合でした。

人間は誰でも弱い所があり、過ちも犯します。それが有名人であればなおさら大きなニュースになり、その社会的な命を抹殺してしまったりします。盛り上がったニュースはそれで「The End」となり、一般大衆はなんとなく満足したり、次のニュースに関心を移したりします。抹殺された人のその後の事なんて誰もおかまい無しです。

でもタイガーの復活試合を見ていて私は思いました。

体もボロボロ、社会的名誉もボロボロになったにもかかわらず、みんなの前に姿を現した(子供たちのために)タイガーの勇気。

それを支え続けた若いゴルファーたちのレジェンドに対する尊敬の気持ち。

そして「戻って来たタイガー」を応援した多くの人たち。

処罰されて消えて行くよりも「もう一度、やり直せる。」というメッセージの方がずっと人々に与える影響は大きいと思うのだけど、、、。人を告発し合い、責め合うよりも、他人事を自分の事のように思って助け合う、支え合う。

誰だって暖かい社会で暮らしたいです。

やっと我が家もクリスマス!

  • author: YOKO
  • 2017.12.06 Wednesday

子供達も自立してしまい、マイクと二人だけの我が家。クリスマス前には日本を発ってしまうので毎年「どうしようかな〜」と面倒に思うのですが、今年もやっと出しました。昔はメゾネットのお二階さんと共同で窓から駐車場のある門まで大きなライトアップをして、お庭にもライトアップをしたりしました。ご近所のおばあちゃまが「子供の頃、教会に行っていた頃を思い出します。」と喜んでいただいたりしていたのですが、年々、縮小。

娘たちが幼かった頃には親の夢でもあった「天井まで届くような大きなクリスマスツリー」をその当時は高額だったし、私たちの収入ではとっても大きな買い物でしたが清水の舞台から飛び降りるような思いで買って(決して大げさではありません)毎年、飾り付けに夜なべしたものですが、その思い出のクリスマスツリーもとうとう処分してダウンサイズ。

倉庫から箱を出しながら今年一年の色々な出来事を思い出し、「こうしてみんな無事にいるし、歯もよくなったし、」と思いながら飾り付けをすると、すっかり我が家もクリスマスモードになりました。どれも箱から出してもらえてうれしそう。

インターネットのおかげでクリスマスカードも少なくなりましたが、イギリスのお年寄りからはしっかり届きます。マイク曰く、「年に一度くらいはカードにメッセージを書いて封をして切手を貼ってポストに入れてもいいんじゃないの?」私もそう思います。

それにしても師走です!

何かを学ぶ、について。

  • author: YOKO
  • 2017.11.30 Thursday

少なくとも私とマイクは「教える」と言う仕事を職業にさせていただいてます。教えていることは、合気道、ピアノ、英語。そのどれにも当てはまる事が沢山あります。いつも合気道、ピアノの話が多いので今日は英語から。

私たち日本人は誰もが6年から10年、あるいはもっと長い間、英語を勉強していながら「使えない」のは誰もが実感している問題です。こだわるのは一に「文法」、二に「発音(ネイテイブのような)」、三に「間違えたくない」です。あ、もう一つあった、「語彙」です。

なので、一生懸命、文法を学ぶ、発音を頑張る、単語を沢山覚える。それでペーパーテストが高得点になっても、「使えない」は解決しません。じゃあ、留学して環境をガラリと変えたら解決する?海外の生活に順応するだけで、そんなには解決しません。では何が足りないのか?

「自分を開く」事です。自分を開いて目の前の他者を受け入れ、その人と「何かを語りたい」「何かを伝えたい」ものと伝えたい情熱を自分が持っているか、です。それは「英語の勉強」だけでは身につくものではありません。

ピアノは初めに音符の読み方やリズムの数え方を習って、楽譜通りに正確に弾く事ができるように頭と身体と指を使って練習します。だいたい10年くらいするとかなりの曲が弾けるようになります。でもそれで「演奏」ができるようになったわけではありません。

一つの楽曲の構造や歴史的背景、作曲家について学び、そこから「自分はどう表現するか」そのために足りないものを新たに獲得する必要があります。楽譜を更に深く解読する力も必要です。

そして最後に、「演奏している自分を遠くから見ている」デイレクターのような第三者的な感覚をもつ事が必須です。そうでないと、ただの自己満足に終わり、人の心に届くような演奏はできません。

合気道は帯の色、と言うものがありますので、みんな「黒帯」になる事が「夢」になります。

ではなぜ、最初の審査は「基本動作」だけなのか。なぜ最初の基本技が「片手持ち四方投げ」と「正面打ち一か条抑え」と言う非常に難しい技なのか。なぜ、茶帯の三級、二級、一級は全く同じ審査科目なのか。同じようになぜ二段以上は同じ審査科目なのか。

このことをよく考えて理解する必要があります。

「黒帯」を取った時は「やった〜」と言う気持ちになりますが、ピアノで言えば10年くらいやって「楽譜通りに正確に弾ける」レベルに達した、と言うことではないでしょうか。技の動きを覚えてから、その先に求められるものは、それぞれの技を自分はどう解釈し、どう動くのか。人に聞かれたならば、どう説明ができるのか。合気道を続けて10年、20年たった自分が合気道によってどう成長や変化ができたか。色々なトラブルやネガテイブなものに対して、めげることなくどう対処できるようになったか。そういった事が伴っての三段、四段ではないでしょうか?そういったことは教えてもらえるものではありません。

「うまくやろう」「かっこよく見せよう」「強いなあ、と言われたい」「すごいと相手に思わせたい」と言うような事に囚われているとそこまで行けません。

間違ってもいいのです。できなくてもいいのです。大事なのは、何回転んだか(失敗したか)ではなく、どうやって再び立ち上がったか、です。

だから強くなくたっていい!

偉くなくたっていい!

成功者でなくたっていい!

立ち上がった回数の多い人間が「黒帯」(初段以上)なのだと私は思います。

学ぶと言うことは「これまでどれだけ学んだか」の量や時間や資格ではなく、「まだ自分の知らないもの、できないものがどれだけあるか」に気がつくことです。

(写真はオーランドの高校生たちの合気道体験)

歯痛、その後

  • author: YOKO
  • 2017.11.28 Tuesday

先週の水曜日からうずき出して、金曜日に歯医者さんで麻酔してレーザーで切開していただき、抗生物質と痛み止めをもらって帰宅。それなのに、土曜日はもちろん、日曜日も月曜日も痛み止めが切れると痛み出す。

まだ、疼く。なんで〜、と悲しくなる。

食べるのも苦痛、食欲も失せる。そのうちに痛み止めを飲んでも効かなくなり、さらに落ち込む。生きる気力も失せる。合気道のお友達が私の大好物のアップルタルトを焼いてくれて少し元気になる。それでも痛い。それが日曜日の夜。

月曜日、レッスンがあったのでマイクに痛み止めをもらってきてもらう。顔の曇る私を見てマイクもゲンナリする。火曜日の夕方に予約が入っているので、そこで何を言われるのか、されるのか、と怖くて心配。月曜日の夜も枕元に薬を置いて夜中に痛みで目が覚めたら飲むことにして早めに寝る。

そして今日、火曜日の朝。薬も飲まずに朝まで寝たことに驚く。そして合気道の稽古がある、というだけでシャキーンと身体にスイッチが入る。そういうお仕事があることに心から感謝。

稽古の後、歯科医院へ。先生、色々見てくれてこう説明してくれた。「抗生物質はすぐには効かないのです。全身に行き渡るまで3〜4日はかかってしまうので、ちょうど今日くらいが最大に効き始めたところ。後2〜3日の辛抱です。」と、消毒しただけで治療は終わる。

たった5日間の激痛で本当に何も考えられないような精神状態になってた。やっと希望がさしてくる。頑張れ私の体!それでも女性は男性よりも痛みに強いと言うから、これがマイクだったらもっと参っていたと思う。痛がる私を見ていただけで参ってるし。

そんなわけで、もうちょっとで元気になります!

皆さんも歯は大切になさってください。

噛みしめる力

  • author: YOKO
  • 2017.11.25 Saturday

うう、痛む。左側の下の奥歯の歯肉の部分が腫れ上がり、昨日の夕方に急遽、いつもの歯科医院に行ってきました。痛いのなんのって!4時間でぴったり痛み止めが効かなくなって、目覚まし時計のように痛みが始まります。うう、、、、。

3週間前、火曜日の午後の「いまがわKIDS」の合気道の稽古で子供達に木剣を使って「前回り」「逆上がり」をさせて、左手で剣を持ちながら右手で上がれない子たちの体を補助してたら左側の上腕部、背中、首の筋肉が痛くなって、やっとそれが良くなり始めていたのに、、、、今度は歯茎?思わず自分で自分に「かわいそうなヨーコちゃん」と声をかけてしまいました。(誰も言ってくれないから)

実は私のその歯はマルタにいた時にある日、縦に二つに割れたのです。

マルタの歯医者さんに「こんなの初めて」とか言われ、マルタの歯科医のレベルもチェックするつもりで、その歯を抜いて前後の歯と3本ブリッジにしてもらったのです。詰めてあった金属を見て「ふむ、興味深いですね。」と歯医者さん。保険のきかないマルタの歯科治療ですが、日本より少し安いくらいで、「明日から豆でもなんでも噛めますよ!」と言ってくれたのが8年前。その後、順調でした。(ちょっとは日本とマルタの歯科技術交流の橋渡しもしたつもりです。)

昨日の歯医者さんは私たちのホームドクター。2011年の大震災の時も、ここの診察台の上に私はいました。

そのM先生の説明によると、

「奥歯は噛みしめると体重の3倍の負荷がかかると言われています。この歯は3本ブリッジになっているために3本が固定されたような状態になっているので1本ずつが動けないのでもっと負荷がかかって歯茎を動かします。人間は気がつかない内に寝ている時とかでも結構、歯を食いしばっているのです。そうした隙間に何かのきっかけで細菌が入り込んでも、大抵は抵抗できるのですが、それが疲れていたり、免疫力が落ちていたりすると細菌が入り込んで暴れるのです。」

レントゲンを撮って、結局、切開して膿を出し、圧力が溜まっている状態を抜くことになりました。

ああ、恐れていた最悪のシナリオ。麻酔の注射も痛かったし、切開も痛かったし、押さえて膿を抜くのも痛かった。なんてたって、ガンガンに腫れ上がってるのですから。帰り道から家に着いてもしばらく痛み止めが効くまで、もっと痛かった!

(抗生物質と痛み止め)

1日経ってだいぶ楽になりましたが、まだしばらくはかかりそうです。

そんなに私、噛みしめてる?

寝てる時のことはわかりませんが、思い当たるとすれば、ピアノを弾いてる時です。まさか口を半開きにして弾くわけにもいかず。あとは瓶の蓋を開ける時とか、銀杏の殻を砕く時とか?

でもその他のシーンでもきっと噛みしめてるんだ、、、。

「いい加減」な顔して私、噛みしめながら頑張ってるんだ、、、。

わあ〜ん。

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