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8月15日を迎えて
1945年8月15日、数日前に広島と長崎に原爆を落とされ、未曾有の犠牲者を出した日本は終戦の日を迎えました。この日を「終戦ではない。敗戦である。」という人もいます。
それから69年という長い歳月が過ぎました。

「戦場のアリア」という実話に基づく映画の事を書きたいと思います。

この映画は、2005年に、フランス、ドイツ、イギリス、ベルギー、ルーマニアの合同製作で公開されフランスではその年の観客動員数第一位を記録し、アカデミー賞最優秀外国語映画賞に輝きました。

1914年、第一次世界大戦下のフランス北部、そこでは仏、英、連合軍と独軍がそれぞれ攻撃し合う泥沼の戦場と化していた。
ドイツ人ソプラノ歌手アナはテノール歌手でドイツ軍に従軍している夫に会いたいが一心で、あらゆる手を尽くしてこの最前線までおもむき、そこで自国、敵国の兵士達の前でアリアを歌い、兵士たちを励ます。
どの国の兵士たちも近づくクリスマスを前に、
「クリスマスまでには戦争が終わって家に帰れる。」
と励まし合いながら厳しい寒さと砲弾の嵐の中を耐え忍んでいた。しかし、戦況は激しくなるばかり、とうとう両軍が100メートルの至近距離でにらみ合うところまでに緊迫した。

しかし、この時にアナの歌声をきっかけに奇跡が起る。
「クリスマスイヴの日だけ休戦しよう。」
という声がどこからともなく広がり、3国の司令官はクリスマス休戦を決定し、そしてクリスマスイヴを迎えるのだった。

ドイツ軍は小さなクリスマスツリーを飾り、1人のドイツ兵が「アヴェマリア」を歌いながら中間地帯に歩み出る。スコットランド兵はバグパイプを吹いて、それに答える。そうして、両軍の兵士たちが一緒になってクリスマスを祝う。

その交流の中で、誰もがお互いに思わぬ共通点が在る事に気がつくのだった。
「僕の妻はフランスの田舎が好きでね。」
「この戦争が終わったらぜひ僕の家に来てくれ。」
こんな会話があちこちで始まる。

これはまさに、イエスが私たちに求められた、
「敵を悪者に仕立て上げるのをやめて、
彼らを愛するように」なる事だった。

しかし、現実は残酷で、この休戦の翌日からさらに戦況は激しさを増し、犠牲者の数は膨大なものになる。休戦を決定した司令官たちは、それぞれの軍の上層部に厳しくとがめられ、イヴを共に祝った兵士達も命を落としていくのだった。

この話は「公式」には記録されていないが、多くの兵士たちの証言によって「歴史的な事実」としてヨーロッパ中の人々の間で長い間語り継がれてきた。

神が提唱した「愛」の力は、人間がこうした愚行を繰り返しながらも、「友人」となりうる人たちの間にそびえる障害を打ち壊し続けて行くだろう、というメッセージを私たちに残してこの映画は終わる。

その「奇跡のクリスマス休戦」から100年が経った。
私たちは、人間としてどれだけ進化しただろうか?

夜の聖堂



| 映画 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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