「風刺」か「侮辱」か。

  • author: YOKO
  • 2015.01.17 Saturday

「風刺」は常に「侮辱」と背中合わせだ。

パリでは、事件以来、
「表現の自由はいかなるものにも屈しない!」
が闊歩している。
 300万人以上の人々のデモ行進も報道されている。

 これを見て、人々は「自由を守ろう!」
と心が震えるか? 
これは「希望」だろうか。「絶望」だろうか。
私は「これでは何も変わらない。」と思っている。

 複雑な事は、あえて単純に考えよう。
 幼稚園の子供たちに大人は何と言って育てて来た? 
「人の嫌がる事はやってはダメ!」

 いくら表現の自由、言論の自由と主張したって、
誰かが嫌がっているのなら、 やめるべきだ。
「風刺」は常に「侮辱」と背中合わせにある。

イギリス人の「ブラックユーモア」は本当に目の玉が飛び出るほどのブラックだけれど、根底には「何かを、誰かを侮辱している人間を笑う。」という戒めをこめたParadox(実際には真理に背くようで、実際には真理である説。逆説)の構造になっている。
だから笑うわ、笑うわ、女王陛下だろうが、
首相だろうが、法王だろうが、身障者だろうが、
ゲイだろうが、容赦ない。
でもそこには見る人間の、
「いやな気持ち」は存在しない。
イギリスの誇る「大人のユーモア」(時としてアメリカ人にはまったく理解されない)だ。

 で、「Je Suis Charlie」は?
大人のユーモアだとは思えない。
憎しみに油を注ぎ、火をつけるような事は、
してはいけない。

そんな小さな声が聞こえないほどに、
大きな波が起こり始めた。
それに飲み込まれた人々は、
どこへ向かおうと言うのか?




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この記事に対するコメント

全く同感です。
西洋は「自分がされて嬉しい事を他人にしなさい」といい、東洋は「自分がされて嫌なことは他人にしてはいけない」といいます。
一見、似ていますが大きな違いがあるように思います。
前者は、エゴを押し付けているように見えます。
些細な事ですが、このような感覚の違いが、ひょっとしたら混乱の一因にあるのかも知れませんね。

  • 投稿者: 通りすがり
  • 2015/01/19 11:35 PM

なるほど、なるほどです。
良い方向に舵が切れる事を祈ってます。

  • 投稿者: yoko
  • 2015/01/26 8:34 AM

神保洋子?秀明八千代の?

  • 投稿者: ユウイチ
  • 2015/08/16 3:58 PM

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