合気道での緩急

  • author: YOKO
  • 2017.09.22 Friday

先日、足の状態が良くない76歳の小西さんが「見学します。」

とアドバンスクラスに来てくれました。

休まないで見学する、というその気持ちにまず感嘆。

稽古が終わって小西さんがこう言いました。

「やっぱり合気道の技で大切なのは緩急ですね。

自分がやっていると分からなかったけれど、こうして90分、じっくり見ていたらすごく良くわかりました。」

思わず私は「おう!」と言ってしまいました。

「緩急」つまり「リズム」は合気道に限らず、すべての楽器やスポーツにとって最も大切な事でありながら、実は習得する事が最も難しいものです。

人によっては、どんなに努力しても習得できない場合すらあります。

小西さんは続けます。

「緩急をつけるには、その人がその技をどう理解しているか、にかかって来ますね。緩急のない動きは見ていて面白くない。しかし、一番最初に、「イチ、ニ、サン、シ、オサエ!」と習った感覚は中々、自分の体から抜けないものです。」

シニアの方々はご自分の身体は滑らかに動かなくても、口は滑らか!

そして的確です。

 

書道ではないですが、「抑え」と「抜き」が緩急を作ります。

抑えっぱなしでは息が詰まります。

「緩急」はまさに「呼吸」なのです。

「居付き」や「硬直」は「執着」に繋がります。

抜く事によって、その瞬間の相手の体や気持ちの変化を察知することによって、初めて技を有効に合理的に実行することができます。

なので「相手」がとっても大切になって来ます。

「相手」になる人間もどう稽古するかがとっても重要になって来ます。

そう、つまりは社会生活でも使えることがたくさん合気道でも学べるのです。

(緩急だけではないけどね)

(合気道だけじゃないけどね)

「道場は人生を学ぶ場」であり、

「人生は道場」でもあります。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事に対するコメント

コメントする

ページトップへ戻る▲