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二台のピアノの聴き比べ

新しく新浦安駅の近くに出来た浦安音楽ホールで催された「ピアノの聴き比べ」講座に行って来ました。

舞台にはピカピカのヤマハとスタインウエイのフルコンサートサイズのグランドピアノが二台。

ヤマハはスタインウエイより36年遅れてピアノ製造を創業し、今や世界第一位のピアノメーカーに上り詰めました。ドイツの銘器ベヒシュタインから技術的なものを学び、今やオーストリアの銘器ベーゼンドルファーも買収してヤマハの傘下にしています。

昭和音楽大学の川染教授による両社の歴史や企業戦略の違いなど興味深いレクチャーの後、ショパンのノクターンを弾きました。

「皆さんの独断と偏見に満ちた好みで判断してください。」とどちらが良かったか挙手。

結果はスタインウエイの勝ち、でした。

実は私は内心、「昔はスタインウエイがピアノの神様のように扱われて来ましたが、今や日本のヤマハのピアノがそれに追いつき、ついに世界のピアノの頂点に立ったのです。」というようなお話になるのかな、と思っていました。

ショパンの後、モーツアルト、ラフマニノフ、ドビッシーなどが弾かれました。

私の印象は、どちらのピアノもまだピカピカゆえ弾き込まれてもう少し時間を経ないと音が出来上がらないな、という感じで調律の仕上がりも、特にスタインウエイはイマイチ、という感じでした。にもかかわらずその音の違いは歴然としたものでした。

教授いわく、「ヤマハは元気が良すぎて音が大変クリアに出る、スタインウエイは音色を弾きながら作り上げる事がピアニストとしてやりやすいです。」

ヤマハがその技術の総力をあげてスタインウエイのすべての部品を分解してあらゆるデーターを取り、その通りに作ったけれどもスタインウエイのピアノにはならなかったというエピソードもあります。

先ほどの企業戦略ですが、スタインウエイはその音の芸術性にこだわり、ヤマハは子供の音楽教室に力を入れた、その違いが今の結果につながったようです。

舞台の上のSTEINWAY D-274 とYAMAHA CFX、

お値段は?どちらも約2000万円。

「おう、ヤマハも同じ価格で勝負してるのか!」とびっくりしましたが、私はスタインウエイはもっと高くても、ヤマハはもっと安くても妥当かなと思いました。

2000万円、と言っても車ならフェラーリが買えるか買えないか、のレベル。車と比べてもしょうがないけど、、、。

後半は二台のピアノのための曲を4曲演奏。

ピアノを対面にして手前のピアノの蓋を取ります。

ピアソラの「リベルタンゴ」モーツアルトの「二台のピアノのためのソナタ」三善晃の「朧月夜、夕焼け小焼け」ガーシュインの「ラプソデイ・イン・ブルー」

この中のピアソラとガーシュインは私も弾いた曲なのですごく興味深く聴きました。しかし聴いてて一番良かったのはモーツアルト。ピアノを弾く人間の「これは弾いてて楽しいし、聴く人にもこういう曲がいいかな。」というのと実際の良さとはちょっと違うのかな、と勉強になりました。

とにかく、これだけのコンサートが500円です。

安いのはありがたいけれども、もう少し上げてもいいような気もします。ホールと楽器と演奏者と作曲家へのリスペクトとして。

| 音楽を聴くこと。 | 09:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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