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Yet Another JUGEM.
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元気なうちに会おうー高山編

いとこの一人に勝っちゃんという人がいます。母の姉の長男でお父さんは九州の「黒田節」そのもののような人でした。10代の頃には「武蔵野美術大学」を受験するために岐阜から上京してうち(私の実家)に泊まった事もあり、当時、とっても繊細な中学生だった私は「なんじゃ、このヤクザな男は。」と思ったのを覚えています。

美大は落ち(レベルが違った、と勝っちゃん)、岐阜で(ヤクザな男なのに)警察官になった勝っちゃんは、地元の可愛くて聡明な百合さんと結婚しました。その後のことはあまり連絡もし合わずにざざっと50年が経った今年の6月のある日、勝っちゃんから電話がありました。

「ちょっと病気になったんや。だから元気なうちにみんなに集まってもらいたいんや。」

「私も同じ病気だから勝っちゃんの気持ち、よ〜く分かる。行くから!」と返事して、ドイツから帰って、WAVEで講演会をして(まだ咳も出てるのに)その翌週に高山に出かけました。

関西方面を襲った豪雨災害で予約していたJR高山線は復興の見通しなく、名古屋から急遽バスで2時間半、それも渋滞で3時間半。高山からタクシーで20分でようやく勝っちゃんの家に着きました。

そこで待っていたのは約30人。

(900坪の敷地内に渓流も流れてます)

知っている人は2人だけであとは初めて会う勝っちゃんと百合さんの親族でした。

夕方から始まったBBQですっかり盛り上がり、

九州関係の親族は勝っちゃんのお父さんが剣道の高段者だった事もあり剣道六段を筆頭に相撲取りのような人もいて話は自然と「日本の武道」に。(これはイヤな予感)と思っていたのですが勝っちゃんが突然叫んだのです。

「陽子ちゃんはな、国際的合気道家なんや!」(わ、やめてよ)

九州勢がそれに応えたのは当然のなりゆき。

「おう、面白い、武道決戦じゃ。剣道と合気道じゃ。」(もう、やめて)

幸い剣道六段のおじさんは「わしはやらん、若いのが相手せい!」で、勝っちゃんの次男が私と対決することに。(ドイツとWAVEと演武が続き、なんで高山まで来てまたやらなあかんの)とは思ったけれど、もう後には引けない満場の盛り上がりムード。

(いつの間にかできてた観客席の女性陣)

草の空き地のところで履いていたサンダルを脱ぐと「おう、サンダル脱いだぞ〜」と歓声が上がるではありませんか。(この酔っ払いどもが、私スカートなのに)

ちょこっと2か条、肩持ち呼吸投げをして軽く入り身投げをしたら彼の後頭部が「ゴト」と音を立てましたが、大丈夫でした。

「お〜さすがや!」「すごいわ」と拍手。

勝っちゃんいわく、「お前の合気道は女の子やからおまけの段と思っとったんや。そうじゃなかったぞ!」とおほめの言葉。

(次男が作った、たった一枚のTシャツ)

約30人の夕食代、近くに泊まった温泉代、家からBBQ場所、そこから温泉宿、翌日の温泉宿から勝っちゃんの家までのバス、すべて勝っちゃんの支払い。30人分。

「この年になったから、少しわがまま言わせて。」が勝っちゃんの今回の招集パーテイーの言い訳でした。

(お父さんが使っていたもの。岩佐家の家宝)

(私が投げた次男、よく働いてくれてました)

初めて会っても「血が繋がってるんじゃ。」(うん?全ての人とつながってるかな?ま、いいや)ですっかり楽しく過ごした二日間でした。

(足を入れると冷た〜い。麦茶やビール、桃やスイカも)

(翌日、みんなそれぞれに帰って行った後に)

しかし、名古屋も富山も39度。高山のバス停は外国人ばかりでしたが、暑かった! 夏の日本観光は彼らには酷です。

50年前「ヤクザな男」だった勝っちゃんは良き伴侶を得て、2人の息子にも恵まれて、とても明るくておかしくてあったかい大きな男になってました。

「元気なうちに会おう」パーテイー。

とってもいいと思います。

勝っちゃん、大丈夫や!ありがとね。

| 新たな日本の暮らし | 09:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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