CATEGORIES
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
LINKS
MOBILE
qrcode
PROFILE
OTHERS

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

English in マルタブログ!

Yet Another JUGEM.
<< 検証会ー4回目 | main | 検証会ー5回目 >>
1級から7年かかった初段

昨年の暮れの審査は舞浜さくら会にとって、と言うか私にとって、待ちに待った日をとうとう迎えたと言う日でした。

鰻職人の川上さんは入会されて11年。

茶帯の1級を取られたのが入会から4年目。それから7年が経っていました。

入会された時が56歳ですから、それから髪はすっかり白くなられ、それでもダンデイーさは変わらず、週に1回の稽古をコツコツと続けてきました。

2〜3年前から「そろそろ初段を受けてみませんか?」と誘っても、いつも返ってくる返事は同じ。

「いや、自分はまだまだです。黒帯なんてとんでもない。

自分の持っている黒帯のイメージと自分の技量はかけ離れています。」

包丁を持って鰻を捌く職人ならではの感覚や一徹さが川上さんにはありました。

年齢を重ねるうちに血圧が高くなり、時々は稽古中に「ちょっと休みます。」と言うこともあり、そんなこんなで川上さんの茶帯はどんどんクタクタになっていきました。

指導者としての私も、「このまま茶帯で楽しく稽古してくれればいいかな。」と思ったり、「いや、どうしても黒帯を取らせたい。」と思ったり、「でも無理させても。」と思ったりの連続。

プレッシャーをかけるのもよくありませんが、目標がないのもなんだか。

で、昨年の12月の審査申込み期日まで悩み、迷い続けた川上さんでしたが、

「はい、決心タイムリミットの3時ですよ!」と言った時に、「受けます!」の言葉が。

その時、どんなに嬉しかったかわかりません。

その決心の前からずっと審査稽古はしていました。

足元がふらついたり、体勢が揺れたりしていましたが、10月頃から実は彼の中でスイッチが入りました。

「技が出てこない。」とか「自由技が止まる。」とか嘆くのを聞き流し、みんなで懸命に初段審査へ向けての稽古を続けて来ました。

そして審査当日。

冷静さを装いながらも私の心臓はバクバク。

「技が出てこなかったらどうしよう。」「途中で気分が悪くなったらどうしよう。」

しかし受けを取る村田さんには「審査本番では、川上さんを助けよう、とか思わないで受けに徹してぶつかってください。」とお願いしました。

そして審査は、、、、

今まで何度か「模擬審査」もしてきたのですが、一番良かった!

落ち着いていたし、相手をしっかり見ていたし、自分で納得する動きには「風格」のようなものさえありました。

見事合格!

週にたった1回の稽古です。行事の参加もほとんどされないので、川上さんの存在を知っている人はごくわずかです。ご自身がそうありたいように、全く目立たない会員さんです。

でも私は11年と言う長い年月をコツコツと学び続けてきた川上さんの黒帯は、ものすごく価値がある、と思うのです。

かけてきた時間は「嘘」をつきません。

そして「嘘」はきっと川上さんが最も嫌いなもののはずです。

おめでとうございます!

(三級を取った武石さん)

(黒帯になった川上さん)

| 合気道 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









http://blog.english-inmalta.com/trackback/1265309